「カイロプラクティックという名前は知っているけれど、通ったことがない」「ボキボキと骨が鳴るので痛そうだし、怖そう...」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、カイロプラクティック未経験の方へ向けて、安心して通っていただけるように、「カイロプラクティックについて」「どういう時に通えばいいか」などについて、分かりやすく教えていただきました。
-ライター:はじめまして!今回は、「安心して通えるカイロプラクティック」をテーマに、院長と副院長へインタビューさせていただきます。よろしくお願いいたします。
-院長:そうですね。カイロプラクティック未経験の方に、まずはきちんと理解していただき、安心してお越しいただけるようなお話ができればと思います。よろしくお願いいたします!
-ライター:早速ですが私自身、「カイロプラクティックはいい!」というイメージはありつつも、「どういう時に通えばいいの?」「ポキポキ鳴るって痛くない?」など、分からないことがたくさんあります。
-院長:そういう声をいただくことは多いです。まずは、カイロプラクティックについて分かりやすく説明するために、3つのポイントに絞ってお話をしたいと思います。
-ライター:気になるキーワードがたくさん出てきました!さっそく、詳しくお話を聞かせてください!
-院長:例えば、来院された患者様に問診を行うと、病院では「痛み止めの薬と湿布を処方されただけだった」、マッサージなどへ行くと「その場はスッキリするけどすぐ元に戻ってしまう」などの話をお聞きする事が多いです。
-ライター:私もそういった経験をしたことがあります!なので、痛みや不調と付き合っていくしかないと半ば諦めています...。
-院長:それだと、辛いままですよね。カイロプラクティックの施術では、「なぜそこに痛みが生じているのか、その原因を作っている根本的な問題は何なのか」に目を向け、気になる部位そのものだけでなく筋骨格系全体の機能をチェックしながら根本解決を目指して施術を行います。
-ライター:つまり、その場の痛みを取り除く対処療法ではなく、カイロプラクティックでは痛みの根本から改善することを目的としているのですね!
-院長:世界保健機関(以下、WHO)が西洋医学(病院での医師による診療)以外に認めている代替医療は、鍼灸とカイロプラクティックのみです。
-ライター:カイロプラクティックは、WHOに認められている代替医療?!すごいことですよね。知りませんでした...!
-院長:WHOは全世界共通の教育基準や安全性に関するガイドラインを設け、世界90か国に普及し、10万人を超えるカイロプラクター(日本には560人)が存在しています。
カイロプラクティックが法制化されている国の中には病院に併設され、保険診療が適応されている国もあります。日本では残念ながら法的な資格制度が存在せず、WHO基準を満たしたカイロプラクターが数少ないのが現状です。
-ライター:その点では、ホットカイロ田町は、全員がWHO基準の資格保有者だと伺いました!安心して通うことができますね。
-院長:「バキッ」「ボキッ」という音が伴うので怖さや痛みを想像して敬遠している方が多くいらっしゃると思います。
-ライター:そのイメージはあります!実際は痛くないって本当でしょうか?
-院長:本当です!実際に関節の矯正そのものに痛みは感じません。ただし、周りに筋肉の緊張が強い状態や、怖くて緊張して力が入ってしまっている所に矯正を加えると痛みを感じる場合があります。
実際に矯正を行うと「イタッ!!」とおっしゃる方は少なくないのですが、確認してみると「いや、音にビックリしてつい口走ってしまっただけ」という方が大半です。
-ライター:そうだったのですね。それを聞いて安心しました!痛くないと分かったので、リラックスして受けれそうです。これまで痛そう、怖いといったイメージが先行してしまってたので、誤解が解けてよかったです。
-ライター:少し話は戻るのですが、カイロプラクティックがWHOで代替医療と認められているということは、海外ではカイロプラクティックは身近な存在なのでしょうか?
-副院長:その通りです。カイロプラクティック発祥の地アメリカでは、大学教育終了後に国家試験を受験し、さらに各州で定められた開業試験に合格することで治療院を開く事が認められます。
健康保険や事故での保険などが認められ、カイロプラクターにレントゲンの撮影および画像診断を行う事が許されています。病院内にカイロプラクティックが併設されている例もあり、「腰痛になったらまずカイロ」の考えが根付いています。
-ライター:日本だと、まず病院に行く方が多いように思います。保険が適用されるのは、日本とは大きな違いですね。
-副院長:そうですね。また、カイロプラクターは医師と同等の基礎医学を学んでいることから、病院に行くべきか否かを含めた判断をしてもらうためにカイロプラクターを訪ねるといった、いわば「家庭医」のような役割も果たしています。
-ライター:まさに、身近な存在ということですね。一方、現状日本ではどのような基準があるのでしょうか?
-院長:日本では残念ながら国家資格としては認められていません。そのため、WHOが定めた基準の教育を受けていない人でも、カイロプラクターを名乗って施術を行う事が現法律の上で可能となります。そういったこともあり、国際基準のカイロ治療院の割合は低くならざるを得ない状況となっています。
-ライター:それもまた、知りませんでした...。受ける側としては、少し不安に感じてしまいます。
-院長:そうですよね。なので、国際基準のカイロプラクターを中心に2014年に設立された『日本カイロプラクティック登録機構』はこのような日本の状況を憂慮し、アメリカの開業試験で導入されている試験を日本で実施し、合格したカイロプラクターの登録名簿を厚生労働省に提出しています。
-ライター:通う時には、ホットカイロ田町のように「WHO基準の資格保有者」かどうかを確認することを一つの目安にしたいと思います。
-ライター:では、実際にはどういう時にカイロプラクティックに通うのが理想なのでしょうか?
-副院長:痛みとは身体の機能が下がって(弱って)しまい、負荷(ストレス)に耐え切れなくなって危険ですよ、という身体のサインと考えられます。
カイロプラクティックは「より健康になるために筋骨格系を中心とした身体の機能を高める」ことを目的としています。ですから、理想としては痛みのない時から施術を受けて身体の機能を高めておくことでストレスに耐えられる状態をキープし、快適な日常生活を送ることが出来ると考えています。
-ライター:なるほど、「痛みは身体からのサイン」なのですね。確かに、痛みを感じる前に予防できることは理想的ですね。
-副院長:そうですね。でも実際には、どこか痛くなってから来院される方が多いです。
ただ、それがきっかけとなり、痛みがなくなった後も身体の状態を維持するための身体のお手入れ=メンテナンスを目的に継続して来院されている方が多いのがカイロプラクティックの特徴です。
-ライター:確かに、根本の原因を教えてもらい、治療することで痛みの再発を予防できるのであれば、続けて通いたくなります。
-副院長:お医者さんに行くときはどんな時か、と考えると「症状があるとき」です。症状がないときに私たちはお医者さんには行きませんし、行っても何もしてもらえません。
このように、症状がないときには何もしない(何もできない)というのが西洋医学をはじめとした「症状をコントロールする」事を目的とした治療であるのに対し、繰り返しになりますがカイロプラクティックは「症状の有無に関わらず身体の機能を高めることでより快適で健康的な生活がおくれる手助けをする」のが目的です。
ざっくばらんに言えば、「いつカイロプラクティックを受けてもらっても大丈夫!」ということで理解して頂けるとよいかと思います。
-ライター:お話を聞けば聞くほど、より身近な存在に感じられます。メンテナンスの一つとして、普段から取り入れたいと思います!
最後に、ホットカイロ田町でカイロプラクティックを受けたいと思っている方へ向けてメッセージをお預かりしてきました。
『快適な生活を送っていただきたい!』
我々はカイロプラクターとして身体にある原因を見つけ出し、変化を与え、快方に導く事が役割ですが、その身体の不具合の原因は日常生活に潜んでいます。
貴重なお時間を割いてご来院頂いた施術内容や質はもちろんの事、快適な日常生活を送るためには、仕事・家事・育児・スポーツ・趣味などに潜んでいる"症状の根源" "クセ"を見つけ出す事が重要なポイントだと考えています。
言い換えれば、施術以外にご自身の症状・カラダと上手く付き合っていく術を見出し、改善していただく必要があるケースは少なくありません。 その為にストレッチやエクササイズ、生活動線のアドバイスもなど積極的に行っています。 ただ、その日常のちょっとした事を変える事やセルフケアに時間を割く事は決して簡単なことではないと思います。
なるべく楽をして快適な生活を送っていただけるよう、施術にて関わらせていただいている時間以外の皆様の日常に『いかに関与出来るか』を考え日々スタッフ間で議論をしています。
現在ラジオ体操をライブで配信(インスタグラムにて)していることもその取り組みの一つです。それ以外にもご自身の身体(症状)と上手に付き合って頂くための様々な提案をさせて頂く事も我々の役目だと思っております。
カイロプラクティックは健康/不健康問わず、今の生活の質(QOL)を高めていくお手伝いが出来るヘルスケアです。ハッキリと症状や不調を感じている方や、健康な状態をそのまま維持したい方も、より高いパフォーマンスを発揮したいと考えていらっしゃる方、皆様のお力になりたいと考えています。