水泳の大会に向けて記録を伸ばしたい!!
小学生 男の子
小さい頃から水泳を始め、平泳ぎを専門にしています。
専門の平泳ぎは全国大会出場が決まっているのですが、今度また大会があり、あとほんの少し記録が伸びれば他の種目でも全国大会に行けます。
ほとんど毎日厳しい練習をしていて、自分では気づかないのですが『泳いでいる時に左右対象でない』と指摘されることがあります。
特に身体の故障や肩こり腰痛などは感じていませんが、なんとかタイムを伸ばしたい!と思い来院しました。
コメント
姿勢や身体のバランスを見ていくと、無意識的に肩の高さや肩甲骨の高さに大きく左右差がありました。
まだ小学生で成長過程にあるので、これからバランスが変わっていく可能性はありますが、癖づいた姿勢やその状態のままでのハードなトレーニングを行うことはこれからの成長においてもパフォーマンス向上においても好ましくありません。
今回のケースでは水泳で過剰使用をしやすい広背筋や棘上筋に緊張がみられました。
肩関節は非常に大きな可動域を持つ関節ですが、その領域いっぱいに動かすことは日常生活動作の中ではあまりありません。しかし水泳は入水からプル、プッシュ、リカバリーと、水の抵抗を受けながら肩関節を大きく動かします。そのため、棘上筋・棘下筋・肩甲下筋・小円筋といったローテーターカフ(回旋肩盤)や広背筋など、肩関節を動かす筋肉に過剰使用を生じやすくなります。
この男の子は毎日ハードな練習を行っていましたが、このような肩の問題は趣味や健康管理のために水泳をやっている一般スイマーの方でも同様に起こり得ます。普段使っていない可動域の範囲で水の抵抗の負荷をかけながら筋肉を使っていくと、長く泳いでいると肩が痛い・・・泳いでいる最中は大丈夫だったけれど終わってから肩が痛い・・・ということは良く聞かれる症状です。
また、この男の子はその他にも下腿から足にかけてのバランスが崩れていました。
足は身体全体の重みを支える重要な部分であり、受容器がたくさん集まる部分でもあります。常に地面を通じて刺激を受けていますので、わずかなひずみが大きなバランスの崩れを招くことがあります。
施術に関しては、まずは週に1回程度のペースで頚椎から胸椎、骨盤と全身の状態を整えるように矯正を行っていきました。加えて首周りや肩周りの筋肉の緊張を緩和させ、可動域を上げながら溜まった負担を軽減させていき、大会に合わせて4回施術を行いました。この4回の中で毎回施術前後の姿勢をチェックしながら全身を整えていくことで、少しずつ左右のバランスが整い、身体の使い方も上手になっていきました。
試合ではベストタイムを出す事ができたようです。



